処女、非処女議論

エロゲのヒロインに処女が合うのは、物語の唯一性を高めてくれる(という思い込み)があるからですよ。

というのは根も葉もない話ですが。もしそうなら、エロイッカイズツ、がもっとも物語の聖性を高めてくれるはずで、でも実のところそんなでもないわけで、結局、聖母崇拝的な処女崇拝思想があるのかな? と思ったりもしますが、処女厨ではない俺にはわかりません。

シナリオ構築面での考えとしては、処女喪失という肉体的変化と、物語の結末という精神的結実とを相乗させた物語への効果というのは、かなりのインパクトがあって、シンプルで美しい物語が作りやすいので、そういう面では処女が好まれます。ただ最初は処女でもエッチシーンが二度、三度とある場合は、二回目以降に肉体的変化が起きないので、エッチシーンと物語との繋がりが薄くなりがちです。凌辱系や調教系での、エッチシーンによる精神性の変化、を狙っているとかならやりやすいですけれども。
非処女ヒロインを描く場合、この二度目、三度目と同じように、エッチシーンでの肉体的変化が起きませんので、やはり物語との繋がりが薄くなります。それを補填するために、辛い過去だったり何だったりを設定して、'非処女なのはワケアリだから'とエクスキューズを用意します。単純な設定としてはレイプ被害者とか。

ま、エッチシーンと物語との繋がりなんて、気にすることないんですけどね。そこまで絡みつかれたら、エッチシーンを(本プレイ中に)スキップ出来なくなるじゃないですか。エッチシーンは別腹、として書いておけば、抜きたい時にリプレイモードで見れば済むんだし。

結論:処女じゃないと嫌だとかどうとかは、物語云々とは関係ないところの話のようです。